まず予測と安心を!こだわりの強い生徒さんのピアノレッスンでの対応方法と留意点

こだわりの強い生徒さんへの対応

みなさんのピアノ教室には「こだわりの強い生徒さん」はいらっしゃいますか?

 

こんにちは、FUKUON福田音楽教室ピアノ講師☆福田りえです。

色々とこだわりが強いと、ピアノレッスンも思うように進まずに悩ましいですよね。

予定通りに進まなかったり、時間が押してしまい次の生徒さんが来られたり。結局何もできずにレッスンが終了、なんてことも。

肝心のピアノの方も、なかなか上達しませんよね。

 

こだわりの強い行動が出そうなときの対処方法や、ただ注意をするだけではなく、お互いに傷つかずに回避するにはどうしたらいいのか?

それを知るためにはまず、こだわりについて少し考えてみましょう。

“こだわり”とは何なのでしょうか?

こだわりとは?

通常私たちは知らない場所に来たり経験したことのない状況になると、多少なりとも不安になったり緊張したりします。

それはひとつには「予測」ができないから、とも言えます。

(逆に楽しい、という心臓の強い方もいますが。^^;)

 

でも発達障害を持つ子どもたちの場合、その不安や緊張がパニックを引き起こす原因になることもあるんですよね。

不安や緊張など「予測」のつかない状況から逃げたり、その後のパニックを避けるために、強いこだわりの行動が出たりします。

こだわりの行動は人それぞれ違っていますが、自分で「予測」できる安心や安定の状態であるのは同じなのかもしれません。

つまりこだわりとは、隠れミノや安全地帯であると私は考えています。

 

しかしその隠れミノに逃げ込むとなかなか出て来なかったり、^^;ね。

無理矢理こだわりの行動を止めさせたり制止すると、余計にパニックに陥ってしまったり、収拾のつかない状況になったりします。

これでは元も子もありませんよね。

「予測」ができることで不安や緊張を和らげてあげる

予測できることが安心に

未知の不安や緊張を避けるために、こだわりという自分が「予測」できる行動に走っている…。

だとすれば、ピアノ教室やレッスンそのものを「予測」のつく世界にしてあげることも方法のひとつです。

 

今日は何をするのか、この後どんな順番でレッスンが進むのか、予めわかっていれば不安はある程度解消されますよね。

予測できる、見通しが立つということが安心感につながります。

 

安心を感じてもらうためには、指導者の思いつきでレッスンを進めないことが大切になります。

最初に今日やることと手順をしっかり提示してあげて、お互いに確認し合い、その順番の通りに進めてあげること。

そうすることで「予測」が「現実」になりますから、それが「安心感」となりますよね。

これでお互いに「信頼」が生まれずいぶんと楽になるんですよ。

今日やることと順番を具体的に提示してあげましょう

具体的に提示してあげる

その日のレッスンの最初に、「これからやること」「その順番」を、その子にとって一番わかりやすい形で提示してあげます。

スケッチブックや画用紙、カード、あるいはホワイトボードなどに、文字やイラストを書いて、ひと目でわかるようにしてあげるといいでしょう。

手書きでも全然構いませんが、できるだけ明確に伝わるようにしてあげてください。

 

たとえばイスになかなか座れない子だったら、「1番:イスにすわる」と書いた紙を用意します。

ピアノの前には来るけど、楽譜を持ってイスに座れないようだったら「1番:楽譜を持ってきて楽譜たてにおいてイスにすわる」というふうに書いた紙を用意します。

その子に「どうしてもらいたい」のか、しっかり指示を書いて意思表示してみましょう。

 

またやることの順番がハッキリわかるように、並べ方や見せ方、出し方などを工夫するといいですよね。

番号をふったり、順番に並べたり、順序通りに見せていったり。

やることと順番1

楽しみながら作ってみてくださいね。

提示の際の留意点など

指導者側から見て当然のことだと思うことであっても、相手にわかりやすく整理して提示してあげてくださいね。

最初のあいさつから、最後のあいさつまでの行程が、10を超えないことも混乱しないために私は重要視しています(6〜7行程におさまるように)。

 

また「これからやること」と「その順番」の提示方法は、一度決まったら不用意に変えないようにしましょう。

途中で変えてしまうことで、また見通しが立たなくなってしまいます。

 

あくまで、その子にとってわかりやすい方法で提示することを心がけましょう。

A君には伝わっても、B子ちゃんにも同じように伝わるとは限りません。

ひとりひとり違いがあるということを理解してあげてくださいね。

 

 

ハッピーピアノレッスンになるように、いつもあなたを応援しています!
ガンバ

みんなの福を(〃^∇^)オ~ン*゜*:゜・.。..彡☆
FUKUON ピアノ講師☆福田りえ

ピアノ講師☆福田りえ

ピアノ講師☆福田りえ

FUKUON 福田音楽教室主宰 ピアノ講師 音楽療法士

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まず予測と安心を!こだわりの強い生徒さんのピアノレッスンでの対応方法と留意点」への6件のフィードバック

  1. 河 テヒ(ハ テヒ)

    リエさん~
    韓国のハです^^

    リエさんのピアノ教室ホームページを拝見しました。
    配布していただいている内容やピアノ教室の広告は、本当に役に立ちます。ありがとうございます。

    私は、韓国で病院では発達障害児の音楽療法に携わっています。
    家でピアノのレッスンもしていますが、韓国では訪問レッスン形態を好んでいるのでそれほど生徒さんはいません^^;;
    しかし、リエさんのピアノ教室を見ると教室のホームページなどは必然ですね。

    ピアノレスナーにはあなたのアドバイスは、とてもいいと思います。
    これからも良いアドバイスと良い情報を期待しますね。

    それでは、ごきげんよう!!
    河 テヒ

    返信
    1. ピアノ講師☆福田りえピアノ講師☆福田りえ 投稿作成者

      河 テヒさんへ♫

      先日の今年の鳥取県米子市で行われた日本音楽療法学会・学術大会で、久しぶりにテヒさんにお会いできて嬉しかったです。

      学術大会ではじっくりお話しができませんでしたが、こうしてホームページやブログ・メルマガなどの情報をご覧になり、コメント頂けたこと感謝申し上げます。ありがとうございます。

      韓国では「訪問レッスン形態を好む」とありましたが、ホームページなどで具体的になぜ家で対応する方が良いかを、提示して差し上げると少しずつ広がってくるのではないでしょうか?

      これからも日本からテヒさんのご活躍を応援しております。
      ありがとうございました。

      みんなの福をONにする♪ FUKUON 福田りえ

      返信
      1. 河 テヒ

        そうですね^^

        韓国は、とても<早く、素早く、なおかつ時間節約、安く、わが子を安全に>などといったスピード学習形式を好んでいます。

        しかも、訪問レッスンは大体企業からの派遣レスナー、あるいは大学生のアルバイトという形態なので、費用は安いですよ!!
        ですから、母親は、ピアノ実力の質には全然拘らないのです。
        (勿論その中には実力のある大学生や派遣教師はあります^^::)

        こうなると、先生の家や教室に行くよりわが子は<大切な子>と見せることも出来るわけだし、<とにかく、わが子もピアノを習っているよ~~~>
        などが他所の人に分からせるわけですね。

        専門的に家でピアノレッスンをなさる方は、訪問レッスンや派遣レッスンよりは費用も高いです。
        また、韓国は日本のピアノレッスン形態と違って、生徒さんは毎日ピアノ教室へ行くんですよ。

        また、機会があれば韓国の事情なども話しますね。
        そうそう~~
        福オンでハングル教室始めましょうか??→ハングル教師は ハ テヒとして~~
        面白うそうです^^

        それでは、変わり易い気候となりましたが、くれぐれもどうそ、ご自愛ください。

        返信
        1. ピアノ講師☆福田りえピアノ講師☆福田りえ 投稿作成者

          河 テヒ先生へ

          そうなんですね。
          テヒ先生色々と教えてくださり、
          ありがとうございました。

          これからもどうぞ情報交換させてください♪
          また日本に来られる時は教えてくださいね☆

          テヒ先生もお身体ご自愛くださいませ。
          FUKUON 福田りえ

          返信
  2. 藤井あゆみ

    自宅でエレクトーン、ピアノの指導をしております。
    40歳です。はじめてまだ3年程で、毎日試行錯誤です。4月から年長の早生まれの男の子、ドがどことか、そんな事全く興味なく、リトミックにしようと試みても全くやろうともしません。リズムもただめちゃめちゃに叩くだけ。指導に憤りを感じます。先生の指導を参考にして、また気持ちを立て直し頑張りたいと
    思いました。ありがとうございます。

    返信
    1. ピアノ講師 福田りえ

      藤井あゆみ先生へ

      色々な性質や性格のお子さん、いますよね〜。小さなお子さんや障がいのあるお子さんでも同じですが・・・

      ポイントは、

      ・お母様を味方につけること。

      ・ よ〜く観察すること。

      ・その観察を元に、そのお子さんの興味のあることをひとつでも見つけ、そのツボにヒットするプログラムを組み立てること。

      あと大切なことは、自分を責めないことですよ。

      どうしても自分の言ったことが相手に伝わらないと、「なんで分かってくれないのっ!?」と怒りと喪失感で自分を見失いそうになりますが、あゆみ先生だいじょうぶですよ。

      今、必要なことを楽しく積み重ねさせてあげるだけなので、そんなに難しく考えず、生徒さんとゆっくりテンポを合わせて先生が後ろから付いていく感じでいいのです。

      ドレミの「ド」がわからないのであれば、「ド」が付くものの絵カードを作ったり、「ドン」といったら太鼓を叩いてもらったり、その生徒さんが理解できるくらいの何か楽しいことに結びつけて活動内容を考えてみてください。

      3〜4年かかって「ド」が分かるようになった私の生徒さんは、もう今年高校生になりますが、カンタンな両手奏ができるようになるまで7年かかりました。

      気長に、根気よく、寄り添ってあげてくださいね。
      藤井あゆみ先生、陰ながら応援しております。

      返信

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